怒りとうまく付き合うには“余裕”が必要
── 感情に振り回されないための4つの条件
怒りは悪い感情ではない。
しかし、扱いを間違えれば人間関係を壊す。
前回の記事でも触れたが、
アサーティブコミュニケーションを実践するためには“余裕”が必要だ。
体力、気力、知識、お金。
これらに余裕があれば、感情を揺さぶられても冷静でいられる。
寛容に受け入れることもできる。
受け流すこともできる。
必要であれば、はねのけることもできる。
余裕がないとき、人は攻撃的になるか、防御的になる。
つまり怒りとは、
多くの場合「余裕の不足」から生まれる。
⚪︎心の余裕を作る4つの条件
心の余裕を持つために大切なことは、主に4つある。
① 十分な栄養と睡眠
② 余裕のある時間
③ 自己重要感(大切にされている感覚)
④ リラックスした心と体
まず、睡眠不足や栄養不足の状態では、
どんなに人格者でも感情は不安定になる。
次に時間の余裕。
常に追われている状態では、他人の一言に過剰反応しやすい。
三つ目は自己重要感。
「自分は理解され、大切にされている」という感覚があれば、他人の言動に必要以上に傷つかない。
そして最後に、
リラックスした心と体。
慢性的な緊張状態では、小さな刺激でも怒りに変わる。
⚪︎他人に一喜一憂しないために
相手の行動に振り回されないためには、
自分の弱みを理解することが必要だ。
そして同時に、
他者にも弱みや短所があると理解すること。
「こうでなければならない」という思考を少し緩める。
それだけで怒りは減る。
人間は未完成な存在だ。
完璧を求めれば、常に腹が立つ。
⚪︎弱みを認めると楽になる
自分の弱みを認め、受け入れることは、
長所を理解することでもある。
弱みを否定し続けると、
常に無理をし続けることになる。
しかし、
「これは苦手だ」と認めれば、
人生は一気に楽になる。
自分が苦手なことは、
それを得意とする人に任せればいい。
すべてを自分で抱える必要はない。
⚪︎アサーティブで仲間を作る
大切なのは、
自分の弱みを補ってくれる人間関係を作ること。
そのためには、アサーティブコミュニケーションが必要だ。
誠実に。
対等に。
率直に。
そして自己責任で。
自分の苦手を認め、
相手の強みを尊重する。
そうすれば、
支え合える関係が築ける。
怒りを抑え込むのではなく、
余裕を作る。
余裕があれば、
怒りは自然と小さくなる。

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